Q&A

Q&A

亡くなった人に相続人がいるかどうかわからない場合、遺産の整理をするにはどうすればよいでしょう?
家庭裁判所に相続財産管理人選任の申立てをし、選任された相続財産管理人に清算手続をしてもらうことになります。
亡くなった親族の遺品を整理していたら、遺言書が出てきました。どうしたらよいでしょうか?
遺言書が見つかった時は、遅滞なく家庭裁判所に提出し、「検認」という手続きをしなければなりません。検認の仕方について不安な方はお気軽にご相談ください。
2つの遺言書が出てきました。作成された時期が異なるようですが、どの遺言が優先されるのでしょうか? それともどちらも無効なのでしょうか?
2つ以上の遺言が出てきた場合、作成日付の新しい遺言が優先します。作成日付が入っていなければ、そもそもその遺言は無効です。
遺言は、亡くなった方の意思を尊重するのがその制度の目的ですが、途中で変更したり、撤回するのも自由です。したがって、最終的な意思を尊重するのが、亡くなった方の意思を一番尊重することになるからです。
親が兄弟の一人に全財産を相続させると遺言を残して死にました。自分は全く遺産を相続することができないのでしょうか?
遺言があっても、配偶者、子ども、親などには、遺産の一定の割合について、遺留分という法律上取得を保障された持分があります。相続があったことを知ってから1年以内であれば、この遺留分を請求することができます。
請求する際には、必ず裁判所を通さなければならないといったルールはありませんが、後々のトラブルを防止するため、証拠の残る形、例えば配達証明付きの内容証明郵便で行うことをお勧めします。不安のある方は、一度ご相談ください。
私の同居人は、所有する投資用マンションを私に遺贈する公正証書遺言を作成し、私にもその旨話していました。同居人が亡くなったので、名義変更の手続きをしようとしたところ、マンションを第三者に売却し、登記も移転していました。同居人の作成した遺言書の効力はどうなるのでしょうか。マンション分の財産を遺族に請求できないでしょうか?
遺言書を作成後も、自分の財産は自由に処分できます。したがって、同居人がでも第三者にマンションを売却してしまった以上、その売買は有効です。遺言を残した者が死亡までに、遺言と矛盾することをした場合、矛盾する部分については、遺言を撤回したことになります。したがって、この例では、マンションを相続させる旨の遺言はなかったことになりますし、代わりの財産を請求することはできません。
父は3000万円の遺産を残して亡くなりました。相続人は、兄と私だけです。生前、兄は父から1000万円の不動産を貰っていました。遺産分割では、それを考慮し、兄が1000万円、私が2000万円を相続することにできないでしょうか?
話がまとまれば一番よいのですが、まとまらなくても、特別受益を主張することができます。上記の例では、特別受益分を相続財産に戻し、その相続財産について法定相続することができます。したがって、お兄さんが1000万円、自分が2000万円を相続するという、希望どおりにすることができます。
父の遺産分割協議で、兄が母の面倒をみるという条件で、実家の土地建物を兄が全部相続しました。ところが、母と兄夫婦は仲が悪くなり、別々に暮らしたいと言っています。こうした場合、遺産分割協議のやり直しはできるのでしょうか。
法律上、遺産分割協議は、共同相続人全員が合意すれば、解除し再度やり直すことができます。ただ、税務上は、譲渡や交換が2回あったとみなされ、2回課税される恐れがあります。したがって、税理士や税務署と事前に十分相談した上で、行った方が無難です。
父が亡くなり、不動産の名義変更手続きを行うことになりました。自宅以外に、A市、B市、C町にも不動産を持っていたのですが、具体的にどの地番の不動産を持っていたかわからず、書類も見つかりません。どうしたらいいでしょう?
市町村役場や都税事務所には、名寄せ帳と呼ばれる台帳があり、この写しを取ればある人がその市町村内に持っている土地建物を調べることができます。ただ、固定資産税のかからない不動産は、掲載されていない場合がありますので、法務局で公図や登記事項証明書を取得し、確認する必要があります。 一連の手続きがご面倒でしたら、当相談室が代わって取得することも可能ですので、ご相談下さい。
自宅以外に大した財産なんてないのですが、遺言書を書く必要はありますか?
親が生きていた時に仲の良かった兄弟が、死後仲が悪くなってしまうことはよくあります。まさか自分のところがと思うかもしれませんが、トラブルになっているところも親の生前は予想もしてなかったという方が意外に多いのです。 自宅だけが財産の場合も、放っておくと平等な取り分を皆が主張して、売らなければならなくなるかもしれません。誰も住んでいないならそれもよいかもしれません。しかし、死ぬまで面倒を見てくれた子どもが追い出されるのは、親御さんとしても本意ではないと思います。 また、遺言には財産の配分の他に「付言」をつけることできます。この付言の中で、子どもたちそれぞれに対してどう思っているのか、仲の良い兄弟のままでいてほしいことなどを書いておくと、取り分の少ない子どもも親の気持ちを尊重したいという気持ちになり、トラブルを避けられることが多いそうです。 仲の良い親族関係を継続できるよう、書いてみてはいかがでしょうか。内容等については、お気軽にご相談ください。
父の死後、父が300万円以上の借金を残していたことが分かりました。債権者から返済を求められているのですが、返済しないといけないのでしょうか?
他に財産もなく、多額の借金だけがある場合、相続があったことを知ってから3ヶ月以内であれば、「相続放棄」の申立てをすることができます。相続放棄の申立が受理されると、最初から相続人でなかったことになります。相続放棄の手続きは急がないと、期限切れになることも多いので、早急にご相談ください。
父は保証人として3000万円の債務を負ったので、相続放棄したいのですが、生命保険金は受取れなくなりますか?
相続人を保険金受取人として指定している場合の生命保険金は、保険契約によって保険会社から受取人が直接受領するもので、相続財産ではありません。したがって、相続放棄をしても生命保険金は受け取れます。ただし、相続税の関係ではいわゆる「みなし相続財産」として課税対象となりますので、ご注意ください。
copyright(C) 2012 石川・金沢 相続・遺言相談室. all rights reserved.